君を傷つけるのは


自分の爪で 自分を傷つけてしまうのに似ている


薄紅色に染まったその傷が 愛おしく思えてくる


それが君を愛した瞬間






憎んじゃいない

すぐ殺してしまわないよう 抑えているから




待って 待ってください
わたしはあなたについてゆける
あなたがくれた この足で
もっとはやく あるけるはずなのに

あるけ

あるける


はずなのに


ああ

「この、役立たず…!」





ひとりでいるには 寒すぎる

あなたがいると うれしくなってしまう

ひとりになるのは 慣れている

あなたの残骸をみて わらってやろう 


ひとりになるのは 痛すぎる


この 快楽を伴わない 痛みの中で


いまもわたしはわらっている





「へっくし!……あれ、マユリちゃん?こんなとこでナニやってんの?」
「仕事だヨ」
「………あれれ?ここに置いといたナナオちゃんの分の恵方巻き…」
「大したことなかったヨ。ワタシが処分しておいたヨ」







































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雑記に描き殴ったものたちです
マユリ様ばっか